皆様、足の足囲(ワイズ、ウィズ)ってご存知ですか?
足に合った靴選びには、足長のみならず、足囲を知ることが重要です。
今日は、私aoitoriが初めて足囲を測り、合う靴になかなか出会えないことに納得したお話を・・・
きっかけはフォーマルに使えるパンプス探し・・・
去年あたりから法事やら、子どもの卒園・入学やら、フォーマルな装いをする行事が続きました。
全体的に小さいので、服選びにも苦労するのですが、一番困るのは靴選びです。
今まで一応黒いペタンコ靴でお茶を濁してきたのですが、フォーマルな装いが必要とされる行事は今後も度々あると思うので、1足ちゃんとした靴を買っておこうと思い立ちました。
往復10分の道のりを耐えきれずパンプスを脱ぎ捨てる・・・
まず購入したのが、ネットで1万円位のパンプスです。
走れる、疲れないというのを売りにしていて、アーモンドトゥでデザインも好み、口コミも良かったので買ってみました。
届いて早速試着。
サイズもぴったりでカパカパと足が抜けることもなく、これはいけそうだと、子どもの入学式で着用したところ・・・
行きの時点で親指と人差し指に激痛が・・・
帰りの段階では親指の付け根が靴擦れで靴を履いているだけでも辛い状態に・・・
おまけにかかともカポカポ抜けてしまい・・・
草履のようにズルズルと引きずりながら帰ってきました。
家までのワンブロックが本当に長く感じられ、マンションに入るなり、周りに人がいないことを確認し、パンプスを脱ぎ捨て、部屋まで靴を履かずに帰りました(笑)
自分のワイズを知る・・・
これを機にパンプス探しに目覚めました。
はじめは1万円も出せばまともに履ける靴が買えるだろうと思っていたのですが、そうとも限らないことを身をもって体感し、もう少し上の価格帯の靴も探ってみることに。
そこで知ったのが足囲(ワイズ、ウィズ)という概念です。
足囲とは、足の親指と小指の付け根の出っ張った骨の部分をぐるりと1周測った値のことで、これと足長と照らし合わせることでワイズ(ウィズ)を求めます。
たまに靴の裏などにサイズと並んで書いてあるEとかEEとかのアルファベットがワイズです。
日本人は甲高幅広で平均はEとかEEとか言われているようです。
さっそく自分の足囲を測ってみると・・・
足長:22.5cm
着地荷重足囲:21.0cm
空中足囲:19.0cm
ワイズ:C〜AAA
と、なんとも規格外な足であること(ついでに開帳足、こんにゃく足であること)が判明しました。
パンプスはワイズが合っていないと履けない・・・
皆様、パンプスなどのヒールがある靴を履いた時につま先が靴の先端部分に当たっていませんか?
・・・実は、それは足が前滑りをしている、ワイズが合っていない証拠なのです。
ワイズが合っていれば、親指と小指の付け根の出っ張りの部分(ボール部)で足が止まり、靴には捨て寸(つま先の先にできる空間)がとってあるので、つま先は靴に当たらないはずなのです。
パンプスは甲を覆う部分が少ないため、前滑りするとかかとが抜けて靴が脱げてしまいます。
前滑りして足の指が圧迫される状態が続くと、外反母趾、内反小趾、ハンマートゥなどの足の変形につながります。
パンプスはサイズのみならずワイズも合っていないと履けない、履いてはいけないのです。
靴選びはワイズを知ることから・・・
実は捨て寸という概念は以前から知っていたのですが、つま先が靴に当たるのは構造上仕方がないことだと思い込んでいました。
ボール部で止まる靴など履いたことがなかったからです。
自分のワイズを知ることによって、靴が合わない原因に気づくことができました。
パンプスは痛くて履けない、合う靴がないetc.・・・足・靴に関す悩みをお持ちの皆様、足囲を測りご自身のワイズをお知りになることをお勧めします。
お悩み解消の第一歩になるはずです。